キヤノンの戦略
少々「?」なとこがある。
キヤノンのプロカメラマンとして登録して
もう10年??
今回、EOS-5Dというモノが出た。
実売価格31万円台で
35mmフルサイズ、1280万画素という
素晴らしいモノが出たのだが、
その上には、1.6倍となってしまうEOS-1DMKII Nや1DsMKII
があります。
この2台は完全プロ仕様。
で、価格も1DMKIIが50万円くらい。
Dsが90万円くらい。
Dsが圧倒的に性能いんだけど、
高すぎる。
長崎スタジオには、Dsが1台あるけれど
今は、A24がバリバリ使ってます。
で、なにが「?」かというと
2番手の1DMKIIが50万円なのに
フルサイズじゃなくて、1.6倍になっちゃうことです。
その下位機種がフルサイズなんです。はい。
1.6倍っていうのは、焦点距離の問題で
例えば100ミリのレンズ使ったら
実際は160ミリ換算の焦点距離になります。
よって、広角側が弱いわけです。
さらに、焦点距離は変わるけど画角は変わらないという・・・。
プロ仕様が、1.6倍で
ハイアマチュア仕様が、画素数も増えて、フルサイズで出た。
これは、嬉しいことだけど
なんか高い方買ってる人はガッカリするだろうに・・・。
でもまぁ、ハイアマチュア仕様だから
ファインダーは96%だったりする・・・。
ただ1ついいことがあって
30万円台で、フルサイズカメラを出してくれたおかげで
ライバル各社が、同じ値段で、フルサイズを出してくるだろうと
そういう期待が持てるからだ。
今までは、フルサイズで撮りたければ
90万円のDsを買うしかなかった。
けれど、30万円で買えるとなれば
それはユーザーには嬉しいことだろう。